お知らせ
- 2024/1/1
- HP OPEN
教室案内
子供(年長~中学生)
書くことが好きになる、楽しくなるよう稽古します。
学校書写に沿った"正しく美しい文字"を学びます。
先生は常時2人~3人体制。
硬筆の目的は"普段の文字を美しく"
毛筆の目的は"文字を丁寧に書く練習をする。基本の筆づかいや形など、文字の基礎を学ぶ。"
姿勢・机の座り方。鉛筆の持ち方。道具の扱い方の習得。
挨拶などの基本的マナーや礼儀を身につけます。
文部科学省後援書写検定5級~1級が取得できます。
◆月謝4,000円(週1回・月4回)
7,000円(週2回・月8回)
大人 (高校生以上)
書道で日常を離れた癒しの時間を…。
書道全般の初歩~芸術書まで学べます。
- クセのない美しい文字を日本ペン習字研究会『ペンの光』誌で学んでゆきます。
- 格調高い古典と作品創りを日本書道学院『書の光』誌で学びます。
※上記、段級を取得し、師範を目指すことができます。
大字書- 1文字・2文字の少字数を大きな紙に自分らしく表現します。
発表会(社中展)に向けて、作品づくりもします。
◆月謝4,000円(級位)
5,000円(段位)
6,000円(専科・高校生)
※月2回隔週(高校生は月4回)
※専科は条幅が加わります。
桜木教室掛川市富部320-12
◆子供(年長~中学生)稽古時間1時間〜1時間半
日曜日 8:30~12:00
月曜日 16:30~19:30(4年生以上)
水曜日 15:30~18:00
1時間半〜2時間
日曜日15:30~18:30
(原則第1・第3)
(初歩の方に限り日曜午前中可)
月曜日 16:30~19:30
水曜日 17:00~19:00
小鷹教室掛川市小鷹町140-1
◆子供(年長~中学生)稽古時間1時間〜1時間半
土曜日 9:00~12:00
土曜日 15:00~18:00(高学年以上)
1時間半〜2時間
土曜日 15:00~18:00
(初歩の方に限り土曜午前中可)
桜木教室
小鷹教室
教室風景
※クリックすると画像が大きく表示されます。
南舟作品・展覧会
※クリックすると画像が大きく表示されます。
プロフィール
『書道は日本を代表する文化』をモットーに、書道教育を始め、広く❲実用•芸術❳の両面から、現代社会のニーズに応える活動を展開しています。
名称 髙橋書院
代表者 高橋南舟
住所
桜木教室
〒436-0224 掛川市富部320-12
小鷹教室
〒436-0045 掛川市小鷹町140-1
TEL 0537(22)2692
携帯 090(1982)6893
FAX 0537(22)2712
開院 昭和43年 高橋巻石
継承 平成6年 高橋南舟
・南舟会主催
・文部科学省後援硬筆毛筆検定1級指導者
・静岡県書道連盟推薦教授
・静岡県書道教授会会員
・日本ペン習字研究会理事
・日本書道学院漢字部師範
・中学国語教諭一種免許状
・高校国語 書道教諭一種免許状
ご挨拶
『手で文字が書ける』のが特別な時代となりました.
日常にはデジタルな文字があふれ、大人になる程、手で文字を書くのはメモ等のほんの限られた場面のみになっています。
それでも私達は『美しい手書きの文字・毛筆文字』に憧れます。それは何故でしょうか…。
私は下の三つがその背景にあると思います。
◎書くことで成長してきた
私達日本人は、長い間字を
- 書いて覚え
- 書いて考え
- 書いて感じ、味わって
昔から「よみ・書き・そろばん」と言われてきた様に、習字・書道はすべての学習を支える基礎でした。私達は成長期に繰り返し字を書いて覚えることで、大人になってからも日常の文字を使いこなしてきたのです。今、スマホなどで使う文字を選択できるのも、習字・かきとり等で、その頃身につけた土台の力によるところが大きいと思います。
実際、現代の脳科学者の研究によって「文字を手書きすると脳全体が活発に働き、記憶力・集中力・思考力が高まる」ことがわかっています。
私達は「書くことで育って」きました。
そこを通して培われた手書文字への愛情が、大人になっても『美しい文字への憧れ』となっているのではないでしょうか…。
読む人・見る人に想いを馳せ、心を込めて書いた文字には人の心を動かし、魅了する力があります。
◎書くこと・書の癒やし
誰でも「忙しい日常から離れて一人の時間を持ちたい」「ストレスを忘れて何かに没頭したい」と思う事がありますね…。 そんな時、静かに自分と向合う書道はまさに『心の癒やし』です。「上手・下手は置いておいて、とにかく筆やペンで字を書いてみたい、書く体験がしたい」と現代の多くの方が思っています。
人類の文明が生れて以来、ずっと書くことを繰返してきた私達の長い記憶がそうさせるのか、はたまた、小学生の頃習字で書いた楽しさをからだが覚えていて、それが大人になっても蘇えるのか…。 それはわかりません。しかし、筆やペンが紙に触れて進む時の、あの何とも言えない心地よい感触には、「人の心を落ちつかせ、また味わってみたい」と思わせる『何か』があります。 スマホの画面を「ポンッ」と押せば文字が 出てくる時代に、「あえて時間と労力をかけて字を書きたい」と思うのは、私達が「その体験」と「癒やし」を求めているからではないでしょうか…。
私達の国には『文字信仰』というものがあります。「書は人なり、書は心画なり」とも言いますが、「人が気持ちを込めて書いた文字はその人そのもので“魂”が宿り、尊いものだ」という考えです。ですから私達は“書”に魅かれ、味わい 楽しむ文化も育ててきました。
これからの時代は、人とAIが共存していかなくてはなりません。 しかし何もかも便利になり、人間の仕事がAIにとって代られる世の中になっても、人が直接身体でかかわったものの温もりや心の響き・バイブレーションまでは、AIには真似できないと私は思っています。逆に世の中がバーチャル(仮想的)になればなる程、今後ますます、そうした生身(なまみ) のものへの渇望は増してくるのではないでしょうか。
自然・命への憧れ…。
『書』には人を癒やす力があります。「書くことは自分との対話」、心を白紙(リセット) にして筆を執る時、そこには今までにない非日常の世界が拡っています。
書道はこれからの時代、真にぜいたくな、自身のスピリットが喜ぶ“窮極の癒やし”なのです。
◎精神文化としての書道の魅力
日本文化は“プロセス”を大事にします。 書道なら「書いているその時が楽しい…」です。 書く以上「より美しく魅力的に…」と考えるのは勿論ですが、書いているその時が楽しくなければ“単なるつらい作業”になってしまって意味がありませんね。
今を感じ楽しむことが、古(いにしえ)の日本では「中今」(なかいま)と呼ばれ大事にされていました。この心の持ち方は茶道・武道などのあらゆる『道』の文化に見ることができます。 書道もそうです。ゴールのみでなく「プロセスが楽しければ」最高です。
また日本文化の『道』は元々、中国古代 の“老子”という人が説いた「天然自然の美や法則・万物の根本原理」のことでした。また“道(みち)”は人や物が往き来することから、「何度も同じことを反復することで得た最高のもの」という意味もあります。
ですから、『自然の大きな命に調和する様、楽しく書いていく』のが書道だと私は思っています。
そして書道はこれまで『道』の文化のみならず、文学・美術・ 哲学など、様々な文化と互いに影響し合い、歩みを共にしながら今に至りました。
私達が『書』の文字に魅かれるのは、そのうしろに、なんとなく言葉では表せない “精神の深み”の様なものを感じるからではないでしょうか。
そんな書道の世界を、皆さんと一緒に楽しんでゆきたいと思います。
高橋 南舟